Umi Uyuraのブログ

Titaniumを使ったスマートフォンアプリ開発を中心に、プログラミング関連の作業ログ。

iOS/AndroidでiBeaconを扱うTitaniumモジュールについて調べてみた

Titaniumで、iOSAndroid両方でiBeaconを扱うアプリを作ってみようかと思い、それらしいモジュールを探してみました。

さらに、どうせTitaniumでやるのであれば、なるべく処理を共通化できると良いなということで、まずはそれぞれで提供されているAPIを比較してみることに。

対象モジュール

今回使おうとしているのは以下のモジュールです。

プラットフォーム モジュール バージョン オリジナル
iOS Sensimity/TiBeacons 0.11.1 jbeuckm/TiBeacons
Android Sensimity/android-altbeacon-module 1.4.0 dwk5123/android-altbeacon-module

探していたところ、どちらも Sensimity というBeacon Management Systemのサービスを提供している会社の GitHub で公開されているものに行き着きました。

どちらのモジュールもオリジナルは別の人が開発したものなのですが、それらをフォークして改善が加わっているバージョンが公開されていて、さらにBeacon Managementしている会社のものであれば信頼性も高いのではということで、これを使ってみることにしました。

APIを比較

それぞれのモジュールに用意されているAPIを比較。

主要なAPIは同じ構成になっているので、挙動の差異が少なければ、共通化できそう。

それ以外は、直接iBeaconを扱えないAndroid用モジュールに、そのあたりをカバーするためのAPIが用意されている感じ。

API TiBeacons android-altbeacon-module 関連イベント
アドバタイズ開始 TiBeacons.startAdvertisingBeacon() Altbeacon.startBeaconAdvertisement() ※1 advertisingStatus
アドバタイズ停止 TiBeacons.stopAdvertisingBeacon() Altbeacon.stopBeaconAdvertisement() ※1 -
モニタリング開始 TiBeacons.startMonitoringForRegion() Altbeacon.startMonitoringForRegion() enteredRegion, exitedRegion, determinedRegionState
全てのモニタリング停止 TiBeacons.stopMonitoringAllRegions() Altbeacon.stopMonitoringAllRegions() -
ビーコンとの距離測定 TiBeacons.startRangingForBeacons() Altbeacon.startRangingForBeacons()
(Altbeacon.startRangingForRegion())
beaconRanges, beaconProximity
全ての距離測定を停止 TiBeacons.stopRangingForAllBeacons() Altbeacon.stopRangingForAllBeacons() -
BLEサポート有無 TiBeacons.isBLESupported() Altbeacon.isBLESupported() -
BLE有効無効 - Altbeacon.checkAvailability() -
Bluetoothの状態確認 TiBeacons.requestBluetoothStatus() - bluetoothStatus
Beaconサービスへ接続 - Altbeacon.bindBeaconService() -
Beaconサービスへの接続を解除 - Altbeacon.unbindBeaconService() -
Beaconサービスとの接続状態確認 - Altbeacon.beaconServiceIsBound() -
バックグラウンド動作設定 - Altbeacon.setBackgroundMode() -
ビーコンレイアウト追加 - Altbeacon.addBeaconLayout() -
ビーコンレイアウト削除 - Altbeacon.removeBeaconLayout() -
距離測定間隔設定 - Altbeacon.setProximityBounds() -
自動測定を有効化 ※2 Altbeacon.enableAutoRanging() -
自動測定を無効化 ※2 Altbeacon.disableAutoRanging() -
自動測定の有効無効 - Altbeacon.setAutoRange(boolean autoRange) -
サービス内動作設定 - Altbeacon.setRunInService(boolean runInService) -
サービス内動作確認 - Altbeacon.isRunInService() -
測定間隔の設定 - Altbeacon.setScanPeriods(scanPeriods) -

補足

  • ※1 Altbeacon.start(stop)BeaconAdvertisement() は完全にテストされていないもよう
  • ※2 TiBeacons.enable(disable)AutoRanging() はあったが0.8で廃止されたもよう(APIだけ残っている)

イベント

iBeaconを扱う際に発生するイベントは以下のとおり。

イベント名は双方同じものを使っているようなので、この点も挙動の差異次第で共通化できそう。

イベント 内容
advertisingStatus アドバタイズ状態
bluetoothStatus iOSのみ。Bluetooth状態
enteredRegion 領域侵入
exitedRegion 領域退出
determinedRegionState 領域状態を測定
beaconRanges 領域検出
beaconProximity ビーコンとの距離測定結果
changeAuthorizationStatus iOSのみ。パーミッション状態の変化

まとめ

当然細かい挙動は違ってくるのだと思いますが、API構成などはほぼ同じようなので、基本的な流れは共通化できそうな印象。

次は実際に組み込んでみて検証してみる予定。

iBeacon ハンドブック

iBeacon ハンドブック