Umi Uyuraのブログ

Titaniumを使ったスマートフォンアプリ開発を中心に、プログラミング関連の作業ログ。

Titaniumもくもく会に参加しました

先週のことですが、久々にTitanium仲間のゆる〜い集まりがありました。

ひさびさ〜と思ったら、去年の Twilio & Titaniumミートアップに行ってきました - Umi Uyuraのブログ 以来ぶりだったんですね。

1月には新年会があったようですが、私は都合があわず参加できなかったので、半年以上ぶりの集まりでした。

Titaniumもくもく会 - Titanium | Doorkeeper

今回の会場は大日本印刷株式会社(DNP)様でした。

以下、発表された方のメモです。

Titanium周りの最新動向 - @kaz_konnoさん

まずは @kaz_konnoさん からTitaniumの最新動向について・・・ということだったのですが、特にないとのこと(笑)

とは言え、やはり年初に飛び込んできたAxway社によるAppceleratorの買収のニュースは驚きでした。

Axway Acquires Appcelerator—And Why This is Great News for All

Axwayという会社についてはよく知らないのですが、エンタープライズ向けの製品をいろいろと持っているところのようです。

まさかTitanium終了か!?という懸念もありましたが、今のところ製品・サービスラインナップはこれまでと変わりなく提供されるようなので、一安心。

Co-FounderのJeffもそういった相手を選んでの決断だったのではないか、ということでした。

Indie foreverプランについて

昨年、Appcelerator Platformという基本有料のサービス体系に変わってから、それ以前にTitaniumアカウントを持っていれば、Indieを永久無料で使えるというプランが期間限定で提供されていました。

このプランへの切り替えは、本来は昨年の6/30までに以降手続きが必要で、もう終了しています。

ただ、この切替方法が少々わかりにくく、実は新しいアカウントに切り替わった時点では Developer プランという状態で、アカウントの設定から Indie に手動でプランを変更しないといけないのです。

これに気づかずに Indie へ切り替えそこねてしまった人も多いようで、期限を過ぎてしばらくは直接サポートに連絡するなどしてIndieに切り替えてもらったようなケースもあるようですが、その救済措置も終了ということのようです。

Developer Portal

Developer向けのポータルページが新しくなりました。

Appcelerator Developer

最新情報は Appcelerator Developer Updates というページに集約されているようなので、Titanium/Appcelerator Platformに関して情報が欲しい人は、定期的にこちらをチェックすると良いでしょうとのこと。

公式のDeveloper Blogや、Webinarやチュートリアル動画を掲載しているAppcelerator University、そしてMediumに投稿されたTitanium関連の記事をピックアップしているAll Titaniumというコーナーがあります。

以前あったQ&Aフォーラムについては、Stack Overflow上でサポートに移行したそうです。

Newest 'appcelerator' Questions - Stack Overflow

投稿する際は appcelerator タグを付けておくと、Appceleratorの人も見てくれているようです。

ただ上記は英語のサイトになってしまうので、日本語でサポートが必要な方は Titaniumユーザー会のサポートBBS へ投稿するか、Twitterハッシュタグ #TitaniumJP を付けて投稿すると、どなたか拾ってくれるかもしれません。

最新のSDK情報

最新のSDK 5.2.0がリリースされていて、3/10の時点で5.2.1のRCも出ています。

SDK 5.2.0で提供される新機能などは、以下のラップアップ記事にある動画が非常にわかりやすいので、サンプルと合わせて見てみると良いと思います。

Titanium Mobile DNPの取り組みについて - DNP山下さん

続いて、会場を提供していただいた大日本印刷株式会社の山下さんから、DNPのTitanium Mobileへの取り組みについて紹介していただきました。

DNPでは、特に2011〜2012年ころ、Titanium meetup TokyoやTitanium mobile 2.0ローンチ記念イベントなどで会場提供などでTitaniumコミュニティ活動を支えてくれていました。

DNP自体もネイティブ以外の開発プラットフォームも幅広く取り入れているということで、そのひとつとしてTitaniumも実践活用されているとのこと。

法人向け業務支援やカスタマイズアプリなど、特にタブレット向けアプリのUI構築などで使っていて、分野としてもサイネージやアンケート、コンシェルジュ、教育など多岐に渡るそう。

最近の事例としては、京都のギャラリーなどで鑑賞補助用のアプリに使っていたり、DNPオリジナルタブレット向けにAndroidホームアプリなどに使っているそうです。

TitaniumでAndroidのホームアプリも作れるというのは知らなかったので、ちょっとやってみたい。

今後は、Titanium×Windowsも視野に入れて研究中ということで、特にWindowsタブレットをターゲットに活用していきたいということでした。

ただ、このあとのWindows開発の発表にもありましたが、SDK 5.2.1時点ではまだまだ使い物にならない状態ということで、前途多難な道のりにはなりそうな感じ。

最近は、特に企業から改まってTitaniumの事例などを耳にすることは少ないので、適材適所を見極めて活用されているところがあるというのを聞けたのは心強いですね。

faster-titanium - @shinoutさん

続いて CureApp@shinoutさん の発表は、TiShadow/LiveViewを凌ぐ新たな爆速開発ツール「faster-titanium」の紹介。

どういうものかは、GitHubリポジトリのアニメーションGIFを見ていただくとイメージしやすいかと思います。

CureApp/faster-titanium: Accelerate Titanium development

TiShadowやLiveViewは便利ですが、落ちやすかったり、なんだか動かないということが多かったので、LiveViewをベースにしつつ、中身をES6ベースにして徹底的にリファクタリングしたそうで、安定性とReact Native並のリロード速度を実現されたそうです。

現状はiOSでしか動いていませんが、ベースとなるLiveViewがAndroidについてはできているので、同様にできるであろうということと、のちのちはWindowsにも対応していきたいという話でした。

Titaniumの特徴として、各プラットフォーム向けのUIをJavaScriptAlloyフレームワークなど簡略化された構文で構築できる点にあると思いますが、どうしてもビルドして動作確認という部分に時間がかかってしまいます。この部分がfaster-titaniumで短縮できると、さらに開発効率があがるので、Titaniumの強みがより活かせるツールだと思います。

まだ出来たてということもあり、絶賛フィードバック募集中ということなので、ぜひ使って行きたいと思います。

Titanium x Windows開発 - @flat_8_kikiさん

最後は @flat_8_kikiさん による、TitaniumによるWindowsアプリ開発についての発表。

もはや涙無くしては語れない物語で、メモを取る手も止まってしまうほどでした。

この過酷な闘いについてはQiitaに記録されていますので、ぜひご覧ください。

そもそもユニバーサルWindowsアプリ開発自体の情報もまだまだ少ない気がするので、そういった点でも貴重な情報だと思います。

SDK 5.4.xおよび5.5.xあたりで改修されている見込みのようなので、最低限の開発ができるようになるのは、その頃からという感じでしょうか。

まだまだ闘いは始まったばかりということで、ガンガン地雷を踏み抜いてくださる覚悟ということなので、今後のWindows×Titaniumの進展も期待できそうです。

※2016/03/25追記

資料公開していただいたので、追記しました。

おわり

終わってみると、非常に濃い話が多くてもくもくどころじゃなかった会でした。

最近は同じマルチプラットフォーム開発でも、React NativeやMSに買収されたXamarinなどに話題を持って行かれている感がありますが、Titanium自体も着実に進化していて、実績という点では他に負けていない製品だと思います。

そして表に出てきてはいないけど、実は使っているという人もけっこういるようなので、そういった人にもぜひもくもく会などに遊びに来ていただいて、情報交換させてもらえると嬉しいですね。