Titanium開発的観点でAppcelerator CLIを触ってみた
私はエディタとして主にEmacsを使っていることもあり、Titaniumで開発するときもTitanium CLIを使っていました。
Appcelerator Platform 4.0になって登場したAppcelerator CLIは、TitaniumやAlloy、Arrow Cloud(旧ACS)の開発向けに、統一されたインターフェイスを提供してくれるものということです。
そこで、主にこれまでTitanium CLIを使ってきたものとして、どう変わったのかを気にしつつ触ってみた感想です。
Titanium CLIはなくなった?
統一されたインターフェイスといっても、Titanium CLi(やAlloy、ACS)自体がなくなったわけではありませんでした。
Appcelerator CLIをインストール後、初回に一度だけ実行しておく $ appc setup
にて、必要なものを導入してくれるようになっています。
$ [sudo] npm install -g appcelerator $ appc setup # Titanium CLIなどがインストールされる
いちおう、各コマンドを単独で導入する場合は、これまで通り、
$ [sudo] npm install -g titanium $ [sudo] npm install -g alloy $ [sudo] npm install -g acs
とすればできますが、単独で再インストールしたい場合などを除けば、Appcelerator CLIベースで進めるのが良さそうです。
コマンドの違いは?
各単独のコマンドが残っていることからわかるとおり、Titanium CLIとAlloyについては、基本的にこれまでどおりの使い方ができます。
$ ti create ... # `ti` は `titanium` の省略形 $ alloy new ... $ ti build ...
※ACSに関しては、私があまり使っていないのと、サービス自体が変わってしまったこともあり、どこまで同じものかは把握していません。
統一インターフェイス的には、 appc
コマンド経由で、Titanium CLIなどを実行することができます。
# Titanium CLI $ appc ti [command] ... # Alloy $ appc alloy [command] ... # ACS $ appc cloud [command] ... $ appc acs [command] ...
基本的にはタイプ数も短く済むので、これまでどおりTitanium CLIなどを直接実行すれば良さそうです。
Appcelerator CLIの存在意義は?
直接各コマンドを叩けるのであれば、Appcelerator CLI自体はあまり意味がないのかというと、そういうわけではなく、Appcelerator Platform向けの機能があります。
新しくアカウントに追加されたOrganizationの管理や、Appcelerator components?というものの作成や権限管理などができるようです。
と言っても、まだ自分もこれで何ができるか、詳しく把握できていないのですが…。
詳しく知りたい方は、ドキュメントなど見てみてください。(そして教えてください)
Appcelerator Command-Line Interface Reference - Appcelerator Platform - Appcelerator Docs
おまけ
DeployGateへアップロードするためのCLIプラグインなんてものを以前作ってみたりしていたのですが、4.0のCLIでも動きました。
良かったら使ってみてください。
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